ケアマネジャーの仕事って?契約前に考える

ケアマネジャーも5人話してみると十人十色。施設も色々。実際ケアマネジャーって何なの?っていう疑問がわいて、面談で色々聞いてみたりもしたのですよ。


ケアマネジャーの仕事って?

ケアマネジャーって、正確には「介護支援専門員」っていう資格なんだそう。国家資格じゃないけどね。

要介護者等からの相談に応じ、要介護者等がその心身の状況等に応じ適切なサービスを利用できるよう市区町村、サービス事業者等との連絡調整等を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識・技術を有するものとして介護支援専門員証の交付を受けたもの

(法第七条第五項関係)

小難しく書いてある気がするけど、要は以下。

  • 要介護認定 … 市町村からの要請で要介護者を訪問して心身の状態を確認する。
  • ケアプランの作成・管理 … 要介護者の目標を設定した上で介護サービスの組立と管理をする。定期的にモニタリングもする。
  • 給付管理 … 支給限度額の確認、利用者負担額の計算。サービス利用票や給付管理票の作成と提出も行う。
  • 相談 … 要介護者と家族の相談に乗る。

介護レンタル用品や、住宅改修なんかも介護保険にかかってくるから、ケアマネジャー契約してないと何も進まないわけね。


ケアマネジャーはどこに所属してるの?

これ、ホントすごく不思議だった。だって紹介してもらったのが「〇〇ケアセンターの△△さん」「××園の□□さん」って紹介だったから。え?施設の人なの?って。

就職情報なんかを試しに見てみたら、やっぱり施設とか介護サービス事業所とかなんだよね。で、もうちょっと調べてみたら、どうやら「施設ケアマネ」と「居宅ケアマネ」という区別があるらしい。

  • 施設ケアマネ … 特別養護老人ホーム等に所属し、100人まで担当
  • 居宅ケアマネ … 居宅介護支援事業所に所属し、35人まで担当

入居施設にいるケアマネは、施設内の利用者を対象とするのに対して、居宅ケアマネは在宅でデイサービスやデイケア、ホームヘルプサービスなどを利用する利用者を対象としてるんだね。なるほど。

「あいてるケアマネ」って表現は、そういうところからきてるんだね。担当が35人未満のケアマネが「あいてるケアマネ」。あいてないケアマネは何人ぐらいいるんだろう?


ケアマネジャーの給料?収入?何が違う?

施設にいるのに役所からの委託でケアマネジメントをやってるわけだから、給与とかどうなってるんだろう?っていうのがすごく疑問だったわけで。

てことで面談の時に直球で聞いてみたですよ。そしたら

施設の従業員なので、給与は施設から出ています。でもケアマネージメントは市から委託されているので、通常の給与とは別にマネジメントしている利用者さんの人数に応じた手当てが市から出ています。

なるほど。マネジメント手当×担当人数で、給与に+αがあるのね。しかも+αは役所から。そして公平性を保つために、同じ施設を多用し過ぎていると、役所から+αの分が減算されるから自分の所属している施設を多用できないんだそうな。

担当1人当たりの+αっていうのは、市町村によって違うらしいので具体的な金額は違ってくるらしい。厚生労働省の資料をみても、「〇〇単位」と書かれてるので、1単位当たりの金額に地域差があるってことかな。


ケアマネは選んでいい?

これも直球で聞いた。最初の契約はもちろん、5人紹介してもらって面談したわけだから、選んで構わないんだろうと思っての行動だったんだけど。

もし、契約をしてサービス利用を開始してから、「やっぱり合わない、納得いかない」というようなことがあった場合に、チェンジするということがあるのかと。

そういう場合はもちろん、ケアマネジャーを変更していただくことができます。納得した上でサービス利用をしていただけるようにするのが私たちの仕事ですから。

なるほど、ありがたいお言葉。

もし契約はしたけれど、考え方や価値観の違いが出てきたりした時にも、道はちゃんとあるんだってことね。まぁ、そうならないように全員とお話させていただいたんですけどね。

面談させていただいたケアマネの皆様、ありがとうございました。

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