介護同居直前!試験外泊は必須?
「やる人とやらない人がいますが…」と言われた試験外泊。何のために必要なの。っていうか、なんでやらない人がいるんだろうっていう試験外泊。義母は当然のように試験外泊したけれど…。
目次
退院にも手順がある
以前に義母が大腿骨を骨折して入院→退院した時は、試験外泊なんてなかったんだよね。なんで今回は試験外泊したのかって言ったら、「何らかの介助がないと生活できない状態になった」から。
病院に言われたのは、退院するには家庭の準備ができてからとなっているそうな。歩行器が使えない家で手すりがないと歩けないという人なら、家庭に手すりを付けるまでは退院できないってこと。
必要な準備が整うまでは退院させることができないのだと言われたので、わが家では手すり工事とレンタル品導入をしたわけなんだけど。それが完了したからこその退院。
手すり工事ができていなくても、家族の誰かが100%介助するってんなら退院できたのかも知れないけどね。わが家では無理なので。
介護同居前の試験外泊で施設体験!
介護サービスで施設見学・体験は大事!でも書いたけど、試験外泊を利用して、施設の見学・体験!これホント大事。退院したらすぐにでもデイサービスやショートステイを利用したいからね。
義母ぐらいの高齢者になると、2~3日何もしなかっただけで全身の機能が大きく衰えるんだもの。もちろん考える力も、記憶力も。だからすぐに利用できるように準備しておきたい。
体験は予約が必要なので、退院してからでは契約日なども含めて何もしない期間が結構できてしまうのが予測できる。だったら毎日病院でリハビリしてもらいながら、外泊を利用して施設の体験すればいいじゃん!ってこと。
本当はショートステイも見学できれば良かったんだけど、ショートステイは月に1回だけの予定だったので追々利用しながらということにしちゃったんだけどね。
家庭環境の様子見も大切
わが家も広いわけじゃないっていうか、安い建売に義母で6人目の家族。荷物も半端ないわけで、生活動線の確保に一苦労。しかも歩行器の利用を予定。
義母が歩行器で生活するのに必要なスペースが確保されているかは、実は義母じゃないと確認できない。私たちは力もある、細かい調整ができるし視野も義母に比べて広いから、苦労せずにクリアできる個所も、義母では難しいなんてこともあるからね。
家の中は工事せず、レンタル品で一部だけつけた手すりも確認。夜中にトイレに行く時の動線にあるんだけど、それも歩行器を使うからと一部だけ。これでトイレへ問題なくいかれるかどうかね。
わが家では大きくこの2点。思ったより歩行器の動線確保が厳密でなくて良かったのは、わが家だけのポイント。これも試してみなければ気づかなかったこと。
絶対なくちゃダメ!ではないけど、外泊でやった方が良い
実際わが家では工事内容もレンタル品も、事前打ち合わせの通りで何も問題なかったから「やらなくても良かったんじゃね?」という気分はちょっとした。
でも外泊したから体験できたんだもんね、という部分は大きい。明らかに嫌な顔をするところに、いきなり毎日放り込む形になるのは避けたかったからね。施設体験が一番大きかったかも。
子ども達の成長も大きかった。思ったより歩行器の邪魔にならない生活ができる年齢になってた。食事以外部屋から出てこないってことも含めてだけど。
ただ、事前に気が付かない問題がある可能性もないわけじゃないんだよね。もしかしたらこれから出てくるかも知れないけど、最低限生活に困る問題は今のところはなさそうかな?