介護同居スタート!退院してから気づくこと

いよいよ義母が退院になりましてね。2度の外泊では安心感があったわけだけれど、完全に生活するとなると細かいアレソレが出てくるもので…。


家族といる油断が認知を妨げる

リハビリ入院をしている時は、当然のようにリハビリなわけで。毎日名前や日付、時間などを聞かれ、毎日の予定を記録する作業があったのを確認してた。

でも自宅だと日付や時間は聞けば答えてくれる家族がたくさんいる。息子夫婦が答えなくても孫達は答える。教えずに聞けば「病院じゃないのに!家族なのに!」と不満が募る。

「家族なのに」「自分の家なのに」って思いがどうしても邪魔をして、小さなわがままとして心が油断するんだよね。息子世帯に迷惑かけてるって心の負担に反して募る思いというか。バランス保ってるのだろうかね。

そうして気が付くと認知機能が低下していく。入院中も低下してきたなぁと感じてはいたけれど、退院した週末のたった2日間で、少し進んだような気すらするほどにね。


深夜のトイレに大きな危険

高齢になると夜中にトイレに行きたくなるってのはありがち。でもって、病院は夜中に見回りがあるんだよね。でも家にはない。夜、当然ながら家族は寝てる。

まぁ、わが家は夜更かししたいお年頃の息子が起きていたりするのだけど、息子だって毎回起きていて、気づくわけじゃない。毎回そのために起きていられても困る。

更なる問題は、義母は進行当初からキッチンドリンカーだったってこと。車も自転車も乗らない義母は、朝から1日中アルコールを飲み続けて生活していたので、退院後もアルコールを欲しがる。

一応退院後は夜のみ、息子である旦那がいる時のみという約束にはしてあり、旦那が量をコントロールしている。それでも、もっと、もっとと要求されるし、以前は出さなければ「お酒も自由にならないなら死にたい。死んだ方がマシだ」と泣かれていた。

アルコールには利尿作用があるのか、日中よりも夜中の方がトイレの頻度も高くなってる。その度に移動が発生し、酔っているから転倒の確率は上がってる状態。退院初日の深夜で既に1度転倒したと息子から報告があった。


週末退院でデイサービスまで2日空いた結果

前述の、家族だから・家なのだからという心の油断が招いた認知機能低下の結果が、月曜日となりデイサービスが始まってすぐに見られた。

初めて行ったデイサービスが、既に長いこと通っていたことになっていた。薬の準備は私がやることになっていたのを説明した直後に自分で間違った準備をし始め、止めても数十分後にまた始めた。

目の前でやったことを、「やっておいてね」とお願いされた。5分で同じ質問を3回された。わざと届かないところに置いておいたパジャマを外着として着て出かけようとした等々…。

その他数えきれないほどの言動が見られた。家庭という油断が、ここまで認知機能を低下さるのかと驚かされた。


デイサービスに期待する賭け

ずっと家の中にいれば、認知機能は際限なく低下していくんだろうなぁという気がした。幸い週に平日4日デイサービスがあるので、毎日の外出と刺激に賭けるしかないと思った。

できるだけ支度は自分でやってもらうようにしている。早寝早起きをしてもらって、子どもがいる時間帯に一緒に食事をとってもらう。そして頻繁に出かけて家族ではない輪の中で生活をしてもらう。

デイサービスが低下に歯止めをかけてくれることを祈って、毎日送り出しているわけです。先に見学・体験しておいて良かったと思う一つ。

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