認知症は新しい記憶が困難なんだな…

義母は認知症の診断は出ていない。ただ年齢相応の認知力低下は出ていますとのこと。年齢相応の認知力ってどんなんよ?90歳の認知機能ってどの程度が普通なの?


同じことの繰り返し

よく聞くよね。年を取ると同じことを何回も何回も話すって。話したことを忘れちゃうんだね。それが私の世代なら数年~数か月で忘れて同じことを話して「前も聞いた」って子どもに怒られるんですけど💦

義母が75歳ぐらいから別居して、年に3~4回わが家に来ていた時は、来る度に何度か聞いたことがある話をしてるなぁと思ってた。それが数年前ぐらいからは毎回同じ話をするようになった。

一昨年に大腿骨を骨折して入院してからは、面会に行くたびに同じ話をしていた。そして今は、同じ日の中で何度も同じことを話し、同じことを何度も聞かれる。


新しい記憶より古い記憶

義母と子育ての話になると、やっぱり当たり前のように義母の子育て時代、子育て方法との比較的な内容が多い。実母と話す時もよくある話だし、一般的にもありがちじゃないかな?

そうして「昔と今の違い」なんて話になって盛り上がったりしてたんだけど、ココにも記憶の引き出しに違いが出てきた。今までは、

「今は〇〇なんだよ、ばあちゃん」
「あら、あたしが子育てしてた時はどうだったかしらねぇ…」

これが普通の会話だった。それが今は

「あら、私が子どもの頃はどうだったかしらねぇ…」

なんと、時代が1世代さかのぼってるのよ。小さいことだと思うでしょう?でもね、毎回のコトに変化が出たってことは、そういうことなのだと思う。開ける引き出しが変わったの。


記憶の引き出し

認知症は、記憶の引き出しが開きにくくなるのだと誰かに言われたことがある。ならどうして古い記憶の引き出しの方が良く開くんだろうね?

新しい記憶はテーブルの上に置いたまま忘れて、気が付いた時にはゴミ箱に捨てられちゃってるんだろうか?

それでも思い出せることと思い出せないことが、単純にタイミングの違いだけなことも多い。ある時は引き出しが開かないけど、上手くいくと引き出しが開いて思い出せる。

新しいことでも、印象深かったり繰り返されることは覚えてることもあるんだよね。今は引き出しの具合を様子を見ながら調整してるところ。上手くいくこと、いかないことに違いがあるのか、少しずつ色々試していこう。

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