脳出血、回復したは良いけど問題山積み
脳出血を起こして即日入院、リハビリ期間を経て退院してきたわけですが。退院してから既に数か月が経過し、ちまちまと問題が発生です…。
目次
自分の症状の勘違い、ADHDスゴイわ…
入院中から見られたものではあるけれど、退院してからもやまないので毎日繰り返し呪文のように同じ返答をしてきたのが「私、麻痺してるから」。
確かに左脳に脳出血が起こったことで一時的な右麻痺は出たけれど、入院中にはもう麻痺もなくなって動いている右半身。「麻痺してたら歩けるわけないでしょ」「その箸を持ってる手は右手だよね」を繰り返し続けたら、私の前でだけ「麻痺」という言葉を使わなくなった(笑)
この「私の前でだけ」というのが大きなポイントになるのは後述。
確かに一時的に麻痺が起こったことと、その時に神経伝達に影響が出たので思うように動かないのは事実。使えない数日間で大幅な筋力低下が起こって自由が利かなくなってるのも事実。
だからって麻痺しているわけではないのに、「麻痺してるから」を免罪符のようにして何でも「やって」は違う。私と旦那はやってくれないので、断らない孫(断れない私の子ども達)を使う。使わなければ更に低下することは本人もわかっているのに、「メンドクサイ」を発動する。
慣れ、ストレス、油断
始めのうちは慣れない環境に恐る恐る行動していたわけで。「世話になるんだ、迷惑かけることになるんだ」という申し訳なさからの遠慮もあった。
それが1か月、2か月…と経つうちに、当然のように環境にも慣れてくれば不満も出てくる。病院はまだ仕方ないと我慢できる。でもココは自宅なんだよね?自宅なのに病院みたいに不自由ってどういうことなの?そんな思いもあるのかも知れない。
病院では毎日のようにリハビリがあった。でも自宅なんだから、リハビリなんてデイサービス行った時だけでいいじゃない。自宅なんだから力を抜いて楽にならないとデイサービスで疲れてるんだし。そんな気持ちもわかる。
そして力を抜いて楽にしてみたら、あらビックリ!
人の邪魔してまでテーブルに新聞広げて読み、美味しいご飯がもったいないからと皿や紙カップまで舐め回す。食事中に便の話。入れ歯を外して指でこそいだり舐め回し。鼻をかんだティッシュで口やテーブルを拭き、鼻をほじった手でアチコチを触る。その他諸々…。
一緒に目の前で食事をしている娘達は、とてもじゃないけど食事ができなくなる事態に。テレビをつけっぱなしにしてアニメに集中することで誤魔化してはいるけれど、食事のマナーとしてはこちらも×。
他の事に関しても、指摘をしても、お願いをしても「でも~」「だって~」「だったらどうしたらいいのよ!」「あたしはこうなんだから放っておいてよ!」この辺のパターン。
更には、「あら、そうね」なんて納得してくれたことも、最初は気を付けていてもここは「自宅」。「あらやだ、うっかりしちゃった」の繰り返しで危険と隣り合わせの毎日なわけ。
嫁にだけ見せる言動、その理由は?
こればっかりは、なんででしょうね?というのが正直なところ。
「自分は姑にいびり倒されたから、絶対に嫁にはやらないって決めてるの!」と言っていたのをよく覚えてる。でも、その口で毎日のように口を開けば悪態しか出てこない生活に心を病んで逃げ出してきた過去がある。
今は既に義母自身が虐げられていたという記憶なんてないかも知れない。多分思い出そうともしていない。それでも「嫁は受け入れるもの」が根底に刷り込まれているのかも知れないよね。
また息子である旦那の方が気を許しやすいのではないかと思ったのだけれど、旦那には出ない。そういえば新婚の頃に見たのは、暴言の応酬が日常会話の親子の図だった。旦那が強い口調で言っても「日常」だけれど、嫁が自分に意見をするのは「ありえない」のか?
もしくは義母のトラブルに初動するのは必ず旦那だ。病院や役所、銀行などの対応も手続き関連は全て旦那が担当している。今住んでいる家の世帯主も旦那であり、昭和一桁の義母には旦那が家の100%主で、逆らってはいけない人なのかもしれない。
旦那が手続きを放棄すれば、義母自身はどうにもならなくなるわけだから…。でも嫁は主ではないので、旦那の機嫌を取っておけばOK!ってことなのかな。まぁ、どちらかか、両方なんだろうな…。
子どもへの影響が一番困る…
一応もう、小学校高学年~高校生の子ども達。話せば理解はできるから、義母の行動時間や習慣からタイミングを見計らって行動コントロールしてくれる。義母の動きを阻害することなく日常を回せる。
子ども達は短期記憶が低下した義母に、毎日同じことを言われる。「随分毛が伸びたわねぇ。洗うの大変でしょ」「あんたのリュック随分重そうね」。夏休みには毎日虫よけスプレーを室内に噴射してる下娘に毎回「それなぁに?」。
うんざりしながらも毎回答えているのだけれど、補聴器を勝手に外して質問をしてきた時に子どもの返答が聞こえなかった義母。2度3度と聞かれ、それでも返しているのに
「わからないから聞いてるだけなのに!返事もしないなんて、本当にかわいくない子だよ!まったく!!!」
少しずつ大声にしながら答えていた娘はビックリですよ。これが2度3度。おかげで義母には「可愛くない娘」が刷り込まれ毎日睨むようになり、娘には「答えるだけ損」が刷り込まれ、以降一切の返事をしなくなりました。
そう、娘たちが義母を一切無視する形で生活するようになったわけ。それでいいの?って思うけど、多分そうでもしなければ自分たちの心を守ることができなくなったんだなと感じたので時折諭しつつ放置中。
他にも大きな事から小さな事まで色々と…
一度起こした脳出血。高齢なのこともあり、記憶力の低下というレベルから認知症と言っていいのはないかというレベルまで短期間でどんどん進んでく日々。
1つ、問題に対処する間に2つ3つの次の問題が起こる。それに対処する間に更に…と問題が増えていく一方の生活に、家族全員が疲弊していくのがわかる。記憶できないというのは、こういう事なのか…とため息も尽きるほどになった。
果たして、どこまで私達がもつのかと、不安しかない毎日。