在宅介護の転落劇、本格的な施設の検討と感情の噴出
うすうす感じていたほころび。ほころびが、肋軟骨損傷で介護同居を一気に変えた。
目次
今までの態度が急展開を生んだ瞬間
何かにつけて「施設行きたい」という言葉を使っては「もっと労われ」「もっと構え」というアピールをし続けてきた義母。
家族それぞれにつらい思いをさせながらそんな言葉を履き続ける義母に、旦那は「どんな理由であれ、次に施設を口にしたら迷わず施設だ」と言っていた。
旦那の親の事なので、プラスもマイナスも毎回報告していた私は、今回のやり取りももちろんLINEで報告。仕事が終わって電話をかけてきた旦那の第一声が
「施設申し込もう」
「仕事終わった」でも、「これから帰る」でもなく。そして、念のため義兄達に引き取る気があるかの確認もしておこうということになった。
義兄達へ義母の引き取り意思確認
義兄達とは、今回の件でグループLINEを作成してあった。そこに、わが家と義母の現状を詳細に報告した上で、引き取る意思があるかを確認することに。
旦那よりも長い時間一緒にいる私の方が状況がわかっているので伝わりやすいだろうということで、私が担当。かなりの長文になった。
- 家族の顔がわからなくなってきていること
- 排泄が上手くいかず、頻繁に掃除が必要なこと
- 食事のマナーが悪く、食事を分けられない娘達が食事を摂れなくなっていること
- 気を使いながら正しい方向へ促そうとしても、暴言で返され二言目には「施設」などと言いながら暴言を吐くこと
- 私以外の家族にも暴言を吐くこと
- その他認知症症状多数
- 上記で家族それぞれが精神的に問題を抱えていること
などを報告した上で施設を探し始めることを報告。ただ、もし可哀想だから引き取りたいというのであれば必要な情報提供をするので連絡をくださいと締めた。
当然のように二人の義兄は二人とも「施設で良い」との回答。安心して施設探しを始められる!1日でも早く!
ケアマネへの報連相、施設探しはどうなる…?
実は時間的な都合で、旦那兄弟に連絡を入れる前にケアマネ宛に電話をしてた。定時で帰っちゃうと翌日になっちゃうからね。
今回の肋軟骨損傷で今後のデイサービス予定をどうするかという連絡は、元々しなきゃいけない予定だった連絡。
そして本人が強く施設を希望していることや、今回の肋軟骨損傷でマイナス部分が爆発したこから、家族も施設を強く希望していること。
ケアマネからの回答は以下…
- 現在要介護2なので、特例扱いでの入所になり、すぐに入所は困難であること
- ショートステイなどでの様子を見ていても、区分変更で要介護3になるのは難しいこと
- ショートステイを可能な限り利用して、介護老人保健施設(老健)を考えた方が良いこと
ショートは保険点数を確認して、限界まで押さえてもらうことになった。特別養護老人ホームは、新規施設に要介護2での受入れ可否を確認してくれるという。
特養の確認はやっぱりしてくれるんだ…でも老健が良いって言ってる割には、「良い」で話が止まる?若干釈然としないけど、来週ケアマネ来訪日になっているので連絡を待つことになった。
きっかけ待ちという時間は、息子としての旦那の覚悟の時間
以前から職場の先輩に、介護の事でよく話を聞いてもらっていたのよ。その人も若くして介護で苦労した人だったので、本当に心の支えだった。
その先輩に、まだ特養申し込んでないのかと心配されてたんだよね…。でも自分の親ではないので旦那からの言葉待ちだった私。
介護経験者から見れば、特養に申し込んでいて当然の状態だったわが家。それを旦那が理解するきっかけを待っていた私。
その間、子ども達にはつらい思いをさせもしたし、私自身も自律神経失調症状を自覚するほどになった。ただ、大切なのは「自分の親にできる限りのことをやった」という気持ちと、その上で施設へ入れる必要性があったと納得すること。
それらがなければ、後々絶対に後悔する。人の最期というのは、あとで後悔しても遅いので、今納得いくまで実行するべきだと判断した私。
子ども達に「ママやパパに介護が必要になったら、その時点で施設だよ!」っていうと「わかってる!」って、教えてもいないのに返ってくるようになったのは、今回の介護同居で唯一プラスだったと思う。
自分の時には、子ども達には負担をかけたくない。そのための準備をしておかなきゃ!という私自身の覚悟にもなったのもプラスか。