老健への入所…その時義母と私は?②
入所当日朝も、何度も繰り返し同じ質問で質問攻めの義母。寂しさと不安とでいっぱいなんだろうなぁ。
目次
行きの車中、穏やかな会話
今までの送迎では、ストレスフルな状態だったので暴言三昧か、会話のない状態が当たり前だった車中。ショートステイが続いて穏やかだったこともあってか、普通の会話だった。
まだ寒い日が多いけれども3月上旬。これから色々な花が咲くから外出ができたらいいねとか、うちの子たちの進学・進級についてとかね。そして、それらが見られないことを淋しがっているような言葉。
老健入所がなくても、そういう節目はショートステイの予定だったよ…と心の中で思いながら、出来るだけ平穏な会話に努めた。
少し油断すると出てくる「もう二度と会えない」「いつ帰れるの?」を同じように穏やかにやり過ごしながらのたった10分程度の道のりが、ものすごく遠く長い時間に感じた。
入所初日は健康診断から
健康診断書の提出はしているけれども、何よりまずは健康診断からだった。
「ココは何度か来たことがあるところよね?」
「あなた、以前にお世話になったことあったわね。その節はありがとう」
等々の認知症状から始まって、私が後ろでフォロー入れつつの問診と、若干の視触診など。提出した診断書と照らし合わせながら、認知症の状態も確認していたように見えた。
もう初対面の人相手で外面モードであっても、認知症は間違いない受け答えだった気がした。
この診断で、今後のリハビリ計画のベースができるのだそう。実際にリハビリや生活サポートに当たる人たちが勢ぞろいした検診で、日常生活に必要なサポート方針なんかも決定するそうな。
契約書のやり取りと、診断の反映
検診が終わると、義母は自分が入所する部屋へ連れられていった。私はというと、相談員さんと打合せスペースで契約書を交わす。
旦那から基本方針は聞いていた上で、旦那のサインが必要なもの以外は全て私が記入した。
- 洗濯は家族がやるか、業者に頼むか
- リハビリ計画ができるまでの基本方針
- さっきの検診での施設側認識と、医師の判断確認
あたりは私でもOKだったからね。そして、契約関係が終わると次は看護師さんと交代。詳細な生活サポートと、正式なリハビリ計画書ができるまでの暫定リハビリ計画の確認だった。
みなさんで相談したところ、基本生活が歩行器だったところを車椅子にするらしい。認知症状がある人は環境変化にすごく弱いので、転倒リスクがあがるんだそうな。
そうでなくても転倒リスク基本評価ってやつが最大値だった義母は、歩行リハビリもあったはずなのに歩行器すらリハビリ時間以外は使わないことになっていた。
「何か気になることや心配なことはありますか?」
これは、看護師さんに聞かれたこと。
リハビリなどでココを重点的にとか、何かあれば聞くよーって感じだったのだけど…わが家からの「気になること」は一つだけ。
「他の利用者さんの迷惑になるようなことがあれば、無理にリハビリを行わなくて良いです。以前にそれで生活リハビリがなくなったことがあります。認知症棟に入れられるよう、準備は整えてありますので、問題行動があったらいつでも連絡をください」
毎回、まさかあの人が?!という顔をされる。ぱっと見そんな風には少しも見えない、穏やかで上品なおばあちゃまだからね。慣れてきてストレスが溜まってくると一気に出てくるので要注意です、と加えておいた。
宿題は…?
そう、私では書けなかった契約書。しかも保証人として旦那兄弟の署名も必要だという。なので、こちらは当然のようにお持ち帰り。
そして…
延命措置に関する書類!
これは書けない😢
ていうか、書いちゃダメ💦
これは帰宅後、旦那兄弟全員に連絡をして書きましたよ。旦那が。みんなに聞いた結果でも私は書けないヨ…。