PTAやってみた – 学年委員②(委員活動)
最も嫌がられる卒業年度、6年生の学年委員長に決まった私。普段の委員会活動の他に卒業対策もあって、大丈夫かな?と思いながらも「可能な限りみんなが楽しむ」を目標にあがいてみました。
目次
PTA学年委員、活動の基本はSNSで!
SNSをメインにした理由は2つ
- 仕事を休んで学校へ、という負担を減らす
- 全員が自分の都合のいい時間で話し合いに参加できる
出動を減らすのは、わかりやすい理由だよね。でも一番大事だと思ったのは2番目の「自分の都合のいい時間で話し合いに参加できる」こと。だからこそ注意したのは「急がせない」ことと、議題に対して「全員が1回は何か発言ができるように」ということ。「いいね!」のスタンプだけでもいいから。
本当はちゃんと意見が出せるのが良いのだけど、そこまでは求めなかった。あとは「締め切りを設け」て「待つ」こと。締め切り半日~1日前ぐらいに、「もうすぐ締め切り、出来るだけ色んな意見あると助かります~😢」も忘れずに。
誰かの意見に乗っかってプラスαの意見なんかはありがたい。そこから発展していくこともあるから、リアルでもよくある大事な話し合いの流れ。意見を言うのが苦手な人は個別連絡でもOKというのも大事。誰かに気を使って言えないことも個人になら!ってことで挙げてもらって匿名意見として展開する。
委員全体の決定事項だけはリアルで
これはこれで、私達のメンバーには意味があった。休んで参加できない人、どうにか休みを取ってでも顔を合わせて話あった方が良いと思う人。どちらも尊重できるように。
なので事前に参加/不参加を聞いて、不参加の人からは先に意見や票をもらっておくようにした。「誰が」でなく意見の内容を重視した形でね。で、事前にもらった意見を参加してくれた人達と合わせて決定していく。
例えば卒業対策で決める記念品なんかで、実物を見ることができるならリアル参加には大きな意味がある。PTAの会議室なんかで会議をしていれば、過去を知っている本部役員さんから話を聞くことができるかも知れない。そういうのもリアルの利点だった。その場合、学校の会議室でやってるのがポイント。
直接話すと入力の手間がない分細かいことまで話がしやすく、事前にある程度意見も出ているので話の進みも早い。顔を合わせて決定していくからコミュニケーションが円滑になるし、頑張って仕事を休んで出てくれた人を尊重できるかなって思ったんだよね。で、日程さえ合えば参加したいって人がリアル会議にバランス良く上手に参加できるように日程調整すると尚Good。
PTAの会議で重要なのは情報の共有
今はオンライン会議というのがテレビでもやっているけれど、実は全員に環境があるわけではない。コロナ禍で学校がオンライン授業を行うにあたって取ったアンケートで自宅にオンライン授業を受ける環境がない生徒は普通にいたし、そういう子たちは学校のコンピュータ室に通っていた。
私達の時はそもそもオンライン会議というのが一般的ではなかったのもあって、全てSNS。私が長を引き受けた理由がココなのだけど、会議に関する資料を全て作成してSNSに流してたのね。会議次第も、議事録も、添付資料も。写真も付けられる。品物を選ぶ時なんかはURLでもいいのが便利ポイント。
資料に関してはパソコンを苦も無く使える人がいてくれることが実は大前提になってしまうかもしれないわけだけど💦URLとか写真とかだったら、比較的だれでもアップロードすることができる。「今日聞きに行ったら、こんなサンプルもらったよ😊」なんてことも。そして会話なら比較的時間をかければ誰でも参加できるもんね。
ママさんネットワークって、結構色々な情報網があるからね。思わぬ拾い物的なネタが沢山出てくることもある。そういうのもみんなで共有していくと、全体に一体感が出たり、意見は出せなくても聞いた・見た情報を投げるだけでも「参加してる」感覚にもなる。そして意見には「なるほど」「ありがとう😊」。
大切にしたのは「全員が参加・協力をした」という達成感
みんながみんな「やりたくない」けど「仕方がない」と思いながら始まった学年委員だったから。終わる時には「でも、やって良かった。楽しかった」と思って終われるといいなってのが一番の目標だった。
もちろん、学年委員としての仕事はきちんとこなして、イベントも他の保護者達に「良かった」って言ってもらう事も大事な目標ではあるんだけど。それにはまず自分達が楽しいと思えなかったらダメだとも思ったんだよね。適当に例年通り無難なやっつけ仕事は、「達成感」も「楽しかった」も足りないなぁって。
特に卒業対策ってなったら、自分の子供を含めた沢山の子ども達のためにやる作業。ママ達の出し物で盛り上がったり、笑ったり、感動したり。ママ達が選んだ記念品に喜んでくれて、思い出にしてくれたり。一緒に作ったものが宝物になったらいいな。そのためには自分達が楽しまなくちゃ。
みんな自分の子供のために!の気持ちはある。その中で「楽に」「出動・手数少なく」「楽しく」「達成感」です。「やりたくないから、どうやって手を抜こうか、適当にやり過ごそうか」じゃなくて、「楽しながら全力で最短でみんなが楽しくやるにはどうするか」です。
PTA学年委員、最後の反省会
謝恩会の後、学年委員は集まって最後の反省会をしたのね。これは例年通りのお約束。どの学年でも、最後の仕事の後に反省会をすることになってるので6学年委員は謝恩会の後。子ども達は一度教室に帰るからね、その間に。
今まで会議室に集まってのリアル会議に出席してたのは15人以上いて毎回5~6人程度。謝恩会の後だからといって帰ってしまう人がいるのも毎年当たり前の反省会に、全員参加してくれた。
委員全員が不安しかなかった、嫌だな、ハズレくじ引いたと思って始めた委員だったけど楽しかった。中学進学に向けて話せる友達も増えたし、親にとっても思い出に残る1年になった。子ども達の喜ぶ姿を自分達が支えたのだという実感が嬉しかったと言ってくれた。学年委員の卒業式。
もしかしたらもっと、いい方法があったのかも知れない。もっと工夫できることはあったのかも知れない。メンバーが違ったらまた、違う何かがあったかも知れない。でも、工夫したら楽に楽しめるんだって事だけはわかった。ただ、私にとってこれは始まりに過ぎなかったわけだけど(笑)