高齢者のケガ、義母のやらかし遍歴

高齢者のケガって、どんなことがきっかけだと思います?
私も含めた若い世代には、想像もつかないような小さなことが、ケガの原因になるんだよね…。マジで侮れないし、油断できない💦


ケガの原因①:スリッパがヤバイ

高齢者のケガで「スリッパ」と聞いて、どんな原因思いつきます?

若い世代でもスリッパの先がどこかに引っかかったりして、ちょっとつまづいたことは確かにある。歩き方が悪くて脱げかけたせいで絡んだりしたこともある。…って私だけ?

でね、高齢者になると、足を上げないのよ。すり足に近い状態で歩く。なので先が引っかかるとしたらマットが敷いてあったり、和室の引き戸の段差とかね、そういうところだと思う。

義母の場合は、振り返りざま。

後ろの冷蔵庫に何かを取りに行こうとして振り返った時、スリッパのかかと部分を踏んだのね。そのせいで反対の足が動かないのに、身体は振り返って動き始めてるから、そのまま転倒。

狭い台所で最も広い場所だったのが幸いして、どこかにぶつけたりはしなかったのだけが不幸中の幸い。でも受け身が取れないので、そのまま大腿骨骨折で救急車でした。


ケガの原因②:杖の付き方

高齢者は足元がおぼつかないことや、体幹が弱っていることなど様々な理由から杖をついている方が増えてますよね。
じゃあ、杖をついているから安心かと言えば「そうじゃない」。

杖のつき方ひとつで、逆に危険だっていうこともあるわけ。

義母は自宅のダイニングで足元にあるものを拾おうと、杖をついてかがんだのよ。膝が悪いので前かがみに、前屈運動のように。
でも、杖を足元についていたのよね…。

ちょっとバランスを崩した義母は杖を頼ろうと思ったわけなんだけど、杖が足元にあるから▼状態なので、力を入れると逆にバランスを崩す。
もちろん立て直すことなんてできずに、そのまま前のめりに倒れて頭部を食器棚の角に強打した上、痛みと驚きで更に強く姿勢を崩して転倒。メガネがぶっ飛びました。

高血圧の薬を飲んでいるため頭の血が止まらず、こちらも救急車で大腿骨骨折で入院手術した病院へ搬送。


ケガの原因③:カーペット

これがまたビックリで。
入院中の病院で、いざ退院という日。

病院で朝食の帰りに、カーペットで転倒。病院だから当然、床には何もなし。杖は小さなゴム足のついた自立式のもので、安定感は普通の杖よりも良いものを病院で購入して使ってたわけ。手荷物も杖だけ。

だけどね、カーペットは滑りが悪かったのかな。大腿骨を骨折した後なのでなおさら足を引きずるようにして歩いていた義母。滑りが悪かったのか何もないところで足を引っかけて…。

杖のつき方が下手なので、何の役にも立たなかった杖。杖は足元についちゃダメだってば。三角形の頂点が地面にあったら▼転ぶよねぇ。

はい、転倒時に手をついて右手の剥離骨折でした。


高齢者はリスクの中で生活してる

高齢になると、本当にいろんな身体機能が低下してるのが見ていてわかる。筋力低下でバランス悪くなってるから、ぐらついた時の立て直しもきかないし、もちろん判断力、反射、認知すら。

視力も聴力も低下してるわけだから、全部当然と言えば当然。でも、だからこそ本当に、生活してるだけで危険だらけ。リスクの中で生活してるのよね。

治癒力も落ちてるから、リスクは小さな子ども以上だと思う。ただ人生経験長い分のプライドがあるのがまた、周りからはしんどいわけなんだけどね…。

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