要介護認定って何?認定の流れと手続き
「介護に誰かの手が欲しい」そう思った時、まず必要なのは要介護認定。でも介護認定には落とし穴があるんですよ。それも、かなりクリティカルなやつがね…。
目次
要介護認定って何?
要介護認定は、介護保険サービスを使いたい!と思った時に最低限必要なもの。どの程度の介護サービスを利用できるようになるかは、この要介護認定で決まっちゃう。
要介護認定には
- 要介護1~5
- 要支援1・2
の全部で7段階あるの。数字が大きい方が「介護度が高い」ってことで、 更に「要支援」<「要介護」で 受けられるサービスも時間も増えてくる。認定には、以下の5項目について調査されるわけ。
- 身体機能・起居動作 … 麻痺、拘縮、寝返り、視力、聴力など
- 生活機能 … 食事摂取、排尿、上衣の着脱、外出頻度
- 認知機能 … 生年月日、年齢、名前、場所など意思伝達
- 精神・行動障害 … 過去1か月で社会生活に不適当な言動があったかどうか
- 社会生活への適応 … 薬の内服、買い物、簡単な調理などの適応
実際直面してみると、微妙なものが多くて困ったりするのは別の話。
介護認定の依頼をかけないと始まらない
要介護認定というのは、住んでる市区町村が管轄。役所に「要介護認定に来てください!」ってお願いする形になるのね。
たいていの場合は本人じゃなくて家族がすることになると思うんだけれども、大腿骨骨折みたいに入院してたりすると病院でやってくれるところもあるので聞いてみるといいと思う。
ちなみにわが家は、全部旦那がやってた。自分の親だから、ってね。実父の時は病院がしてくれたので、私達母子は「お願いします」って名前書いたぐらいだと記憶してる。当然配偶者が母なので、私は何もしてないのと同じなんだけど💦
問題は、市区町村によって介護認定にものすごい時間がかかるってこと。私が住んでる地域だと、申請してから認定が下りるまでなんと3か月はざらだって話!
なので、誰かの手を借りたいと思う「可能性」の段階で申請は必要だと思っておこう。マジで。
申請に必要なものは?
要介護認定はお役所とのやり取りになるので、ちゃんと必要なものをそろえておく必要が…抜けてる私には無理!って思いながら我が家はしっかり者の旦那がやってくれたので大丈夫だったんだけど💦
- 介護保険要介護(要支援)認定申請書
- 介護保険被保険者証
- 主治医の意見書
当然「介護保険要介護(要支援)認定申請書」ってのは、役所へお願いするので必要になっちゃうよね。
その他にも「介護保険被保険者証」っていうのが、高齢者になると役所から届く。これ、高齢者本人が保管してたりすると、どっかいっちゃってることもあるので注意。なくしたら再発行できるけど、時間かかるから早めにチェックしとくのおススメ。
「主治医の意見書」っていうのは、ちょっと曲者。これ、介護が必要になる病気やケガを診てもらった医師が主治医なの。義母は酷い高血圧でかかりつけの病院があったんだけど、今回は脳出血での介護認定だから、脳出血を診た脳神経外科の主治医に書いてもらう必要がある。
それだけじゃなくて、要介護認定は1年ごとに再認定審査があるんだけど、その時にも必ずそのきっかけになった病院にお願いする必要があるらしい。我が家は今、これが今後を決めるために動く軸になってるので注意!
申請の流れ
要介護認定が、どんな流れで進むかっていうのは何となく見えてきた気がするけれど、一応まとめてみる。
- 申請する
- 認定調査日を決める
- 一次判定
- 二次判定
- 認定結果通知
この流れに、長いと3か月かかるっていうんだからビックリ。まぁ、私が住んでる地域は人口も高齢者も多いので、多少は覚悟してたんだけど…。
申請してから認定調査日調整の連絡がくるまでに1か月かかったり、そこから認定審査日までが1か月以上あいてたり、更にその結果がでるのに1か月とかね。
実父の時は末期ガンで余命1か月切られていた分、主治医の意見書とか病院側からの依頼で割り込み至急対応してもらったらしいけど、結局認定が下りても使う暇がなく終わったね。
義母は入院中なことから、退院までに要介護認定→住宅改修が必要ってことで、病院が早め早めに手続きを教えて対応してくれたのでギリギリ間に合った感。とにかく「お役所仕事」を前提に対応していかないと色々と間に合わない仕様になっております…と。
要介護認定してもらうだけで一苦労
そのうち、それぞれの実父や我が家の詳細を記録していきたいと思うけれども、とにかく要介護認定とか手続きってのは色々と面倒!
でもやらなければ家族に負担が押し寄せてくる…ってんで、ホント必死。旦那がすべての対応窓口になってるんで、有給消化しながら今現在も色々と進めているし、今後もやっていくのだと思われ。
みなさんも、ざっくりとで良いから頭に置いておいて、「いざ!」っていう時には少しでも早い対応していこうね。心がつぶれる前に、ありがたい介護保険制度です。