穏やかな生活が一変。寝しなに救急搬送要請。

老健でのトラブル発生からしばらくは穏やかな日々。子ども達もようやく子どもらしい生活を取り戻し、私も体調を回復してきたなと思った時だった。ちょっとだけ今までよりドキュメントっぽく💦


寝しなの1本の電話

グループホーム入所の後、一番怖かったのは対人トラブルだった。ただ認知症の人ばかりの施設という事で、職員さん達が何とか対応してくれているようで不安は残りながらも安心して過ごしていた。

ある日の23時過ぎ。旦那の携帯が鳴った。こんな遅い時間に電話が鳴るという事は、間違いなくグループホーム。しかも急を要する内容だと言うのはすぐにわかった。前日と、当日と、私宛に施設から「義母が発熱し、往診医師と対応しているが救急搬送の可能性も視野に」という報告電話を聞いてたからね。

電話に出た様子を聞いて、おそらく救急搬送だろうと。職員は同伴できないから旦那が必要だと理解。旦那は帰宅するとすぐにアルコールを飲み始めるので、同時に自分が施設まで運転していく必要があるのだということも瞬時に理解。お風呂上がりでパジャマだったので、電話の内容も聞かずに外出できる格好に着替えたし、必要そうなものの準備を始めた。

電話が終わると簡単な説明を聞き、旦那が支度をしている間に息子に事情を説明して出かけた。その時点で血中酸素濃度は70%だということだった。そして旦那を施設前で下ろして、自宅へ戻って連絡を待つことに。子ども達は明日学校、私も仕事、更に兄弟グループラインに投稿する必要があると思ったから。


コロナ禍で発熱があるということ

前々日から熱が上がったり下がったりしている義母。コロナ禍のため、血中酸素濃度を測る機械も使って様子を見てくれていたようで。解熱剤を飲んでからしばらくして測った血中酸素濃度の低下に、救急搬送をすることになったとのことだったわけだけど。

施設前に止めた救急車の中で、あちこちの病院に電話をかけること1時間。でも今はコロナ禍のわけで、搬送先病院が見つからないまま時間が過ぎた。私は自宅で旦那からの連絡を待ちながら息子に病状説明をしてたけど、息子が学校で習ったり、知人から聞いた話から危篤を覚悟してた。

1時間程経過した頃、旦那からメッセージ。隣の市にある病院が、コロナ検査で陰性であれば受け入れるとのこと。当日内で結果がわかるものがあるんだなと思いながら検査結果を待って、ようやく病院へ入ることが出来るようで。

…コロナの検査が出来なかったり、もし陽性だった場合はどうにもならなかったのかなぁと思うと微妙な気持ちになったりもしながら、夜中ながら旦那兄弟とのグループに顛末を送信。明日も仕事だから寝なきゃと思いながらも、とりあえずの状況がわかるまでは寝るに寝れなかった。


コロナの検査の後はCT…その後は?

その日は私も翌日仕事があったため、どうなるのかを確認することなく寝た。翌朝旦那からのメッセージを確認すると、兄弟グループに詳細が。夜中の時点でCT検査をするということろまでは聞いて寝たのだけれど、CT検査の結果は問題なし。ただCRP値というのが18で、それは相当良くない数値らしいという。てことでとにかく入院だけは確定。

今回のような状態で高齢者でありがちなのが「細菌感染症」だということで、抗生剤投与を行いながら細菌培養を行おうかという説明があったよう。細菌培養にはおそらくそれなりの時間がかかるだろうと思っていたので、ゆっくり検査結果を待つことになるのだろうという事だけはわかった。

1週間待ち、2週間にもなろうとしている頃、どうなっているのか気になって旦那が病院に電話をかけた。聞くと細菌培養でなく、抗生剤の種類を変えながら、何の細菌に感染しているのかの絞り込みをしていると。そして更には血液検査でCRP下がったものの下がりきらず、加えて下血が始まり貧血が起きていることが分かったと。

うん?何だか症状が色々変わってきてる?というか、わかってきてる?


安定しない症状、グループホームの限界

義母の症状は発熱から始まり、意識混濁、血中酸素濃度低下、「細菌感染症の疑い」と来たわけだけど。そこから数日ごとに抗生剤を変えながら細菌感染源を調べながら、下血と貧血。

実際退院できるか出来ないか、いつ退院できるのかというのはグループホームの契約にかかってくる。2カ月間入院が続くとグループホームは退去となり、もしそれ以降「退院」となればまたホームを探さなきゃいけない。

旦那がどうしてもわが家に返したくないので、2カ月を過ぎると退院後の戻り先がなくなる!と病院に相談した。すると、受け入れ先を一緒に探してくれ、入居先が決まるまで入院継続させてくれるという!なんということでしょう!以前の脳内出血の時もそうだった気がするけど、あれはどこでもルールなのか?!

入院したての頃には「もう退院は出来ないかもな…」と思っていた義母は、前の入院の頃と同じように驚異的な回復を見せていて、「退院」の文字が見えてきていた。あとは時期だけの問題か?ていうか、あそこからよく退院が見えるほどに回復したなというのが一番驚きだったのだけど。

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