PTA本部役員やってみた – 本部の現実 –

メリット/デメリットを天秤にかけて、何事も経験!やってみなきゃわからん!の気持ちで挑戦してみたPTA本部役員。実際やってみて感じたアレソレの備忘録。


実際のPTA本部役員の仕事

最初にある程度は聞いていたものの、「卒業対策含めた6学年委員長よりは楽」というのが本当だったのかってこと。どう楽なの?ってところについてみていこう!

① PTA本部役員会議

ほぼ毎月1回、8月の夏休み期間中はやらないから11回だったかな?PTA会長と校長先生or教頭先生の都合で大体決まる。必要があれば会長抜きとか、校長先生達抜きとかっていう事もあるし、急な仕事や体調不良なんかでも不在になることは普通にあったな。

もちろん私達も、自分だけじゃなく子どもや親の体調不良や定期通院だったり、例えば自宅の工事予定が既に入ってたりとかすればお休みしてた。先に入っていた家庭の予定が優先、病院や体調不良などは後出しでも家庭が優先という感じかな。それで休んでも誰も文句を言う人はいない。もちろん調整した上でダメだった~ってのが前提だけど。

会議の日程は、出来るだけ授業参観とか保護者が学校へ行く用事がある時にしてくれていたので、仕事をしていた人も休みは最小限で済む設定。

②学年委員、各種委員会担当

PTA本部会議の他に、各学年委員会がある時は参加した。各学年委員会も、PTA本部会議と同じく授業参観とかがある日に合わせていることが多い。

学年委員会は、学年内の保護者だけ(学年によっては子ども達も一緒に)年に1回イベントを開催することになっていたので、その打合せ。あとは委員全体で防犯パトロールを当番制にしていたので、年に3回当番を決めるくらい。

PTA本部役員は、その打合せとかがトラブルなく進むのを見届けたり、わからないことや困ったことがあった時に「本部内で確認しますね😊」って宿題をもらうとか。あとPTA本部から何か連絡事項があった時に周知する作業とかかな。

③その他担当

各委員会とはちょっと違う資源回収とか、書記とか、会計とか、そういうやつもあった。私は最初から書記予定で入っていたので、もちろん書記で。これは必要な時に、PTA本部会議の前後とかにやってた。

①・②もそうだけど、殆どが学校へ行く用事があるような時にできるだけあわせてやるので、出動日数は思ったより少なめ。ただ担当によってはそれ以外の日に行くこともあったので、そういう担当は平日出動しやすい人が担当するように配置してた。

④各種PTA・その他外部講演会など

子どもが持ち帰ってくる手紙とかで、子どもの教育に関わる講演会とか、いじめのシンポジウムとか、交通安全指導の何かとか、そういう親向けの講演会をPTA本部が引き受けてた。

一般保護者も参加OKだし、保護者に手紙を配布したりもするけれど参加者が少なかったりすると主催者側もやっぱり困る。ってことで、大抵「1学校あたり〇人程度の参加よろしく」的な手紙がくるんだよね。で、申込書を本部で集計して足りなければ参加したりとか。

そういうのは通常の学校行く日以外になることが多いのだけど、大体1人2回/年ぐらい行けば足りる。でも、聞いて損はない話とか、言ってみたら面白かった~って事が多いので、可能な限り参加する!って人も本部には結構多かったかな。

⑤学校の小さなお手伝い

先生方が大変だな~って思う事とかに、有志でお手伝いなんかもしてた。比較的近いところで学校や先生方を見ているから、どんなに大変で、どんなに一所懸命子ども達を見てくれているのかってことに気づく。(もちろんそうでない先生もいるけど一部)

なので、有志でちょっとしたお手伝いをしてた。入学説明会の会場内で一時保育支援とか、お花の植え替えとか、ちょっと手間のかかりそうな片付けとか(笑)

多分そういうことの積み重ねみたいなものが、「子育てで困った時に先生に相談しやすくなる」ということに繋がるのかなーと思った。


PTA本部は負担増?

確かに学校へ行く回収は増えたし、やらなきゃいけないことは増えたわけで。委員その他含めて基本2~3担当をかけ持つから負担が増えたかと言えば「増えた」のだろうと思う。ただ委員は補佐的なものでしかなかったので「負担」だと思ったかと言えば、意外とそうではなかったっていうのが本当のところ。

学校へ行けば、子ども達がどんな様子で授業を受けているのかを垣間見ることができる。教室までは行かれないけれど、体育とかだったら通りすがりにチラ見ぐらいできるしね。放送委員の子のママなんかは、給食の放送を聞いてから帰ったりとか(笑)

学校に関わることが増えたので、学校の先生方に顔を覚えてもらった。覚えられるのは、大抵子どもとリンクして覚えられることも多いから、先生から子どもの様子を聞いたりすることも多い。担任の先生以外から聞いたりすると、本当に沢山の先生で子どもを見てくれてるんだな~って実感したり。

なので作業負担が増えたことよりも、メリットが大きかったのでプラスだと思う方が大きかった。


PTA本部役員は、子ども以外のメリットも

面倒だなと思いながらやっていた学年委員も、意外とママ同士で子どもの相談をし合ったり、上の子がいるママから中学校や高校受験とか塾とかの情報を聞いたりしやすくてありがたかった。困った時の情報網が広がった感じ。

PTA本部に入って自分でも驚いたのが、「自分が自分で居られる場所」になっていたってこと。それまではいつでも、どこにいても自分は「妻」だったり「母」でしかなかった。一人で買い物をしていても、常に「妻」や「母」として買い物をしてるわけで。

でも、PTA本部役員は「母」だからやっていたのに、いつの間にか「自分」が誰かのために誰かと協力して何かをしている。それは大きかった。3年も一緒にいるから、家族の話だけじゃなくて自分自身の話が出来るようになっていて。「〇〇ちゃんママ」じゃない、「まめ吉ちゃん」で居られた貴重な場所。

あれから数年経つけれど、その頃の仲間はいまだに「まめ吉ちゃん~🎵」と、まるで高校の同級生ぐらいの感じで居られてる。「ママ友」的な感じではなく。「かつての同志」?


結局のところPTA本部ってどうよ?

いや、一概には言えないけどね。自分にとっては「やって良かった」ということしかないかな。感じ方は人にもよるし、私がいたPTA本部がたまたまいい人の集まりだっただけだよ!って意見もあるかも知れないのは否定しないのよ。

だってそうじゃない。仕事だって何だって人間関係が上手くできるかどうかにかかってて、人間関係は自分の努力だけで完結するものでもないからね。私は先に学年委員をやっていたこともあって、ある程度メンバーがわかっていたからなのかも知れない。でもやっぱり、「わが子のため」「誰かがやらなきゃ」などの気持ちで動く人達の集まりなのは一緒なんじゃないかなー。

全部がそうだとは言わないし、内部トラブルが起こるPTAもあるだろうから絶対じゃないけどね。派閥とかさ。その辺も見極めつつ、やってみるのも悪くないのかなと思うわけです。突然申し込むのではなく、「ちょっと興味があって~」で話を聞いてみて、メンバーを確認してみてからってのも良いかも?…やっぱ断りたい!と思った時に断れる人ならだけど😅

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